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≪残照≫ を出品。
残照
残 照
Afterglow
1947年(昭和22) 第3回日展 東京国立近代美術館蔵
紙本彩色・額装 151.5×212.0 p

東山魁夷の世に出るキッカケとなった作品。取材地は千葉県鹿野山の九十九谷の風景と甲州や上越の山々の情景を重ねたもの。 風景と自分が同じ運命にあると感じ、絵の中に心の反映と祈りを込めて描いた。 「この作品を描いた二階の部屋は、窓から絵の寸法の仮張りが入らないため、半分にして部屋の中でつなぎ合わせ本紙を張って制作した。 制作しているうちに、窓の大きさのことを忘れてしまい、出品という時になって窓から出なく、驚いて絵をはがすやら、仮張りを2つに離すやら、やっとのことで、第三回日展に出品した。 この作品は特選となり、政府買い上げとなって、ようやく私の仕事が世の中に認められるきっかけとなったのである。」
「風景との対話」 新潮社 1967年