姥山貝塚
 
 
 


 姥山貝塚から出土した土器

 この貝塚は縄文時代中期〜後期(今から約5,000年〜3,000年前)に形成された東西約130m、南北120mの馬蹄形(C字形)貝塚で、堀之内貝塚と同様、ハマグリを主体としてアサリ、シオフキなど30種以上の貝塚が知られています。

 貝塚の調査は明治26年以降何度も行われていますが、とくに重要なのは大正15年に東京人類学会が行った発掘遠足会です。この調査で人骨や遺物とともに炉址と竪穴住居址が発見されていますが、竪穴住居址の全容が平面的にとらえられたのはわが国初めてのことです。

 人骨は一つの竪穴住居の床に、事故にあったとも思えるような折り重なった形状で、子供1体、成人女性2体、成人男性2体の計5人が発掘され、貴重な資料となりました。

 その後の発掘から土器においては、阿玉台式、加曽利EI式、堀之内I式、加曽利BI式など縄文時代中期〜後期にかけての数多くが発見され、共同墓地と思われる場所からは数多くの人骨とともに、装身具や特殊器形の土器なども発見されて注目されました。

 現在までに発見された竪穴住居址は39か所、人骨は143体にのぼります。

 

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