美濃輪台遺跡 -B地点-
 
 
 


 農具の蓑に似た地形から発した地名で、低地がミノワ、台地の部分がミノワ台と呼ばれていました。この遺跡は市川市では数少ない貝塚文化の上昇期にあたる縄文時代早期の遺跡です。U字状の台地に、A・Bの2ヵ所に分かれて存在し、A地点では貝塚があり、発見された土器は茅山上層式など縄文時代早期末葉のもの、B地点では貝塚はなく、土器は縄文時代早期中葉から前期初頭までの長い時間にわたるものでした。

 もっとも目立つ遺構は両地点から合計5か所の炉穴(ファイアーピット)が発見されたことです。炉穴とは屋外では調理用に作られた炉で、地面を浅く楕円形に堀り、中に入って火を使うものです。

 こうした住居以外に専用台所ともいえる炉があった理由は分かりませんが、縄文時代早期末葉の遺跡にはよくある例として知られています。

 かつてこの遺跡の年代を科学的に測ったところ、A地点でのサンプルによると14C年代測定では5250±110年B.P.という結果でした。なおA地点は土砂採取のため崩壊し、現在B地点だけが保存されています。

 

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