広報いちかわ2007年4月7日号【特集】

  前号の特集:さあ春だ!
上着を脱いでスポーツをしよう


目次

はじめに
子どもの権利を守るために
  虐待の定義  虐待の要因と現状  見逃さないで!
子ども家庭総合支援センターが力になります!
子育てに悩んだら、疲れたら、ちょっと一休みを
  ◎親子つどいの広場
  ◎いちかわファミリー・サポート・センター
  ◎こどもショートステイ
  ◎すこやか応援隊
子育て情報が満載!!「子育て応援ガイドブック」

虐待をなくすために
守ってあげたい
子どもたちの


 児童虐待───ニュースで報道されるその実体は、どれも耳を覆いたくなるほど痛ましいもので、今や、大きな社会問題になっています。児童相談所の報告によると、全国での相談件数は、この10年で10倍以上に増加。市川市も例外ではなく、年々、増加の一途をたどっています。
 子どもの発育を阻害し、時として生命の危険にも及ぶ児童虐待。家庭という密室で行われることがほとんどで表面化しにくく、手を差し伸べたくてもできないという難点もありますが、子どもたちが笑顔で暮らせるように、みんなで見守っていきましょう。

問い合わせ=TEL 047-334-1392子育て支援課

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子どもの権利を守るために

 1989年、『子どもの権利条約』が国連で採択され、1994年に日本も批准しました。しかし、都市化によって人間関係が希薄になったり、核家族化によって育児不安が募ったりするといった社会的状況を背景に、虐待が目立ち始めます。
 こうした事態を重く受け止め、2000年に『児童虐待防止法(児童虐待に関する法律)』が施行されました。これを受け、市の子ども家庭総合支援センターでは「子ども虐待対応マニュアル」を作成し、児童相談所とは別の側面から関係機関と連携して子どもを守り、保護者(親または親に代わる養育者)を支援する体制を整えています。

しつけなの?
 「しつけだから、たたいても構わない」。いいえ、しつけのつもりでも、子どもの体や心が傷つくような行為であれば、それは虐待です。児童虐待防止法の第2条では、保護者による次の行為を虐待と規定しています。
  虐待の定義
身体的虐待…生命や健康に危険のある暴行をすることです。殴る、ける、投げ落とす、熱湯をかける、タバコの火を押しつける、冬に戸外にしめ出す、縄などで一室に拘束する、意図的に病気にさせるなどの行為があります。
性的虐待…性的ないたずらをしたり、性的関係を強要したりすることです。性器を触る・触らせる、性器や性交を見せる、ポルノグラフィーの被写体にするなどの行為があります。
ネグレクト(養育放棄)…健康を損なうほどの不適切な養育をしたり、危険に対して無関心になったりすることです。家に閉じ込める、登校させない、病気になっても病院に連れて行かない、衣食住が極端に不適切、乳幼児を家に残して外出するなどの行為があります。
心理的虐待…長期にわたって愛情を与えない、言葉による脅迫、無視、拒否的な態度、他の兄弟姉妹との著しい差別、目の前で夫やパートナーがその相手に暴力を振るうなどによって、心を傷つけるなどの行為があります。

なぜ虐待が起こるの?
 虐待に至るまでには、さまざまな要因が複雑に絡み合っていることが多く、なかなか解決できずに悪化した事態だと考えられます。


ひょっとして…
 虐待は、家の中で起こり、しつけとの判断もつきにくいため、見過ごされてしまうことも少なくありません。事態を深刻化させないためには、地域の目と、早期発見が重要です。皆さんも、隣近所で次のような様子や行為を見掛けたら、迷わずに通報してください。

専用電話 047-334-1391

  見逃さないで!
保護者や家庭の様子は…
長時間または頻回に子どもの泣き声が聞こえる
親の怒鳴るような叱責が日常的にある
親が子どもを叩いたり、蹴ったりする行為が目撃される
同居しているはずの乳幼児の姿をまったく見ない
地域の中で孤立した家庭である
家の中や周囲が乱雑で汚れている
子どもがケガや病気をしても病院へ連れていかない
子どもだけを置いて外出することが多い
兄弟姉妹や他の子どもと比較する発言が多い
子どもの様子は…
不自然な傷・アザ・やけどなどがある
身体や衣服が不潔である
話かけても表情の変化に乏しい、反応が少ない
家庭でのことを話したがらない
いつもお腹を空かせている
不自然な時間に外にいる
家に帰りたがらない
万引きなどの非行行為を繰り返す

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 愛称は「子ども子育てほっと館」
「子ども家庭総合支援センターが」になります!

 子ども家庭総合支援センターでは、虐待や子育てに関する相談に応じるだけではなく、相談内容によって、子育てを支援する計画をコーディネーターが立案。それに沿って、心理カウンセラー、精神科医、他部署や関係機関と連携し、きめ細やかに対応していきます。また、子育てに関する情報も提供しています。

相談窓口
相談日=月〜金曜日午前9時〜午後5時(年末年始、祝日を除く)
場所=市役所1階(市民課隣)
電話=TEL 047-334-1392(相談専用) TEL 047-334-1391(虐待通報専用)
ファクス=047-336-8098


子育てのことならどんな相談にも対応
〜子ども家庭総合支援センター・コーディネーター
  龍崎主幹(子育て支援課)

 市川市は、核家族化が進み、若いご夫婦が多く、親御さんと遠く離れて暮らしていたり、引っ越してきたばかりで、近所に知り合いがいなかったりするご家庭が多くなっています。子育て中は、子育てに関する悩みばかりではなく、ちょっと聞きたいことがある時にどこに相談したらいいのか、お困りのことと思います。そんな時、どんなことでもかまいません。こんなことまで聞いていいのかしら、と思うようなことでも、一歩勇気を出して「子ども家庭総合支援センター」にご相談ください。きっと解決の糸口が見つかるはずです。

「あなたの困った」を「みんなの良かった」へ変えるお手伝い
〜子ども家庭総合支援センター・心理カウンセラー
  笈田さん

 カウンセリングは特別なことではありません。話すことで問題が解決されたり、気づいたりしていくのです。心の中に同時に存在する感情と気持ちを認めて上手になだめ、必要なことを表現できれば、安定した対応が可能になります。
 人は、ありのままを受け止めて分かってもらえるとホッとし、「こんな自分でもいいんだ」と思えるとエネルギーがわいてきます。子どものことで困っているお母さん、批判的ではなく、肯定的にものを見ていく方法を、話し合いながら共に考えましょう。

気軽に相談窓口を利用して上手に子育てを
〜子ども家庭総合支援センター・嘱託医
  小平先生(国立精神・神経センター国府台病院)

 子どもは、気質や家庭環境などによって、それぞれに違いますから、まずは、その子なりのことを理解してあげることが大切です。そして、子どもをどう見れば良いのか、どの部分を頑張らせて、どの部分は放っておいても大丈夫なのかという見通しが立つと、育てにくいと感じなくなります。そのためには、専門的なアドバイスが必要なことも。悩みは、抱えているほど、どんどん膨らんでしまいます。子ども家庭総合支援センターは、市民の身近な相談窓口です。気軽に立ち寄って、子育てに役立ててください。

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 子育てに悩んだら、疲れたら、ちょっと一休みを
  詳しくは子育て支援課までお問い合わせください


 子育てを頑張り過ぎると、事態は思わぬ方向へ向かってしまうことも。本来の自分を取り戻して、楽しみながら子育てができるように、たまには家の外に出てきませんか。

誰かと話がしたい…
●親子つどいの広場
 妊婦さんや、3歳くらいまでの乳幼児とお母さんが、いつでも気軽に立ち寄れて、おしゃべりしながら楽しく過ごせる広場です。子どもには、遊び用具も用意。また、子育ての先輩が、相談にものってくれます。
場所=新井地域ふれあい館内(市川市新井3-31-1)
利用時間=月〜土曜日の午前10時〜午後4時

一人でのんびりしたい…
●いちかわファミリー・サポート・センター
 子どもを預かってくれる協力会員、預ける依頼会員、預かったり預けたりする両方会員で構成し、子育てを地域ぐるみで相互支援。子どもの面倒は、預かってくれる会員の自宅でみてもらえます。
対象=生後6カ月〜9歳くらい
利用時間・料金=[1]平日の午前7時〜午後8時/1時間500円
[2]土・日曜日、祝日、年末年始、[1]以外の時間/1時間600円

急病で入院することに…
●こどもショートステイ
 いろいろな事情で子どもの面倒が見られなくなった場合に、原則7日まで、松戸市内の児童養護施設「晴香園」で子どもを預かります。夜間や休日のみの利用も可能です。
対象=満1歳以上18歳未満の児童 ※市への登録が必要です。
料金=年齢や時間帯によって異なります。

分からないことを教えてほしい…
●すこやか応援隊
 保育士・看護師・栄養士が、妊婦さんや、就学前までの子育ての相談をお受けします。電話や窓口相談の他、ご家庭や保育園などにお伺いして、離乳食のことなどを一緒に考えていきます。
利用時間=月〜金曜日の午前9時〜午後5時
TEL 047-334-1069 市役所
TEL 047-359-1208 行徳支所

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子育て情報が満載!!
「子育て応援ガイドブック」


 子育てに関する保健、福祉、医療などの情報を、A5版(116ページ)の冊子にまとめました。ぜひ、ご利用ください。

▽配布場所
市民課、子育て支援課、こども福祉課、保育課、発達支援課、広報担当、各こども館 他

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