自然観察週報

 1998年3月30日〜4月5日 




〇気象のようす
 

週の始めは25℃ほどの気温となり、いっきに春を思わせたが、週の半ばは、低気圧と前線の通過で雨風となり「花冷え」の寒さだった。週末は、天候が回復し、お花見日和の天候となった。


月 日 場 所 生物名 で き ご と 観察者
 
4月1日(火)
 
 
堀之内
貝塚公園
 
 
イヌノフグリ
(要配慮種)
 
 
雨で閉じていたが、花を咲かせている。量は例年並み。
 
 
宮 橋
小 川
 
 
4月1日(火)
 
 
堀之内
貝塚公園
 
 
シロバナタンポポ
(季節指標)
 
 
開花。カントウタンポポも咲いていた。
 
 
宮 橋
小 川
 
 
4月1日(火)
 
 
堀之内
貝塚公園
 
 
イヌシデ
(季節指標)
 
 
開花。ほかにニワトコ、クサボケ、アケビ、アオキ(雄株のみ)も咲いていた。
 
 
宮 橋
小 川
 
 
4月1日(火)
 
 
菅野2丁目
昭和学院
 
 
ウグイス
(季節指標)
 
 
さえずり。とても上手だった。
 
 
宮 橋
 
 
4月1日(火)
 
 
動植物園
 
 
オオスズメバチ
(要配慮種)
 
 
前日の暖かさのためか、女王バチが冬眠から覚めて姿をあらわしたようだ。この時期に冬眠から覚めてしまうハチは、秋の栄養不足や寄生されている個体で、巣作りにはいたらないと言われている。
 
 
小 川
 
 
4月1日(火)
 
 
動植物園
 
 
モンシロチョウ
(季節指標)
 
 
初認。羽化したばかりと思われるきれいな個体が飛んでいた。
 
 
清 野
 
 
4月1日(火)
 
 
自然観察園
 
 
イヌシデ
(季節指標)
 
 
開花。ほかにアカシデ、ヤマザクラ、アオキ雄株も開花。ニワトコも一部咲き始めた。
 
 
須 藤
 
 
4月1日(火)
 
 
自然観察園
 
 
エゴノキ
(季節指標)
 
 
芽吹き。ほかにミズキ、ハンノキなど、多くの樹木が葉を広げはじめている。
 
 
須 藤
 
 
4月1日(火)
 
 
自然観察園
 
 
タチツボスミレ
(季節指標)
 
 
開花。
 
 
須 藤
 
 
4月1日(火)
 
 
自然観察園
 
 
フクロウ
(繁殖について要配慮種)
 
 
以前より巣箱を設置してある雑木林で飛び去る姿を観察。今年は繁殖するだろうか。
 
 
須 藤
 
 
4月1日(火)
 
 
自然観察園
 
 
ミソサザイ
(季節指標)
 
 
杉林の縁の伐採木の上で姿。地鳴きしていた。そろそろ繁殖地へ移動の時期か。
 
 
須 藤
 
 
4月3日(金)
 
 
自然観察園
 
 
スジグロシロチョウ
(季節指標)
 
 
湿地のオランダガラシ上に止まったところを確認した。暖かいためか、かなりの数が飛びはじめている。
 
 
須 藤
 
4月4日(土)
 
 
自然観察園
 
 
ヤマザクラ
(季節指標)
 
 
すでに満開となっている木がある。一方で、咲きだしたばかりの木もあり、株によって場所によって、ずいぶん違いがある。
 
 
金 子
 
 
4月4日(土)
 
 
自然観察園
 
 
ウシガエル
(季節指標)
 
 
例年のことであるが、ヒキガエルの蛙合戦のときに間違って抱きつかれ、そのまま溺れ死んでしまったウシガエルがいる。今年は、三角池で死体を2つ見た。
 
 
金 子
 
 
4月4日(土)
 
 
自然観察園
 
 
ツバメ
(季節指標)
 
 
ツバメは、たぶん3月中には市内に飛来していたと思われるが、自然観察園では、この日初めて確認できた(声のみ)。自然観察園への飛来は、毎年、市内の他の場所よりも遅い傾向がある。
 
 
金 子
 
 
4月4日(土)
 
 
自然観察園
 
 
スミレ類
(季節指標)
 
 
スミレ類が咲き始めた。この日確認できたのは、ツボスミレとコスミレの2種類。
 
 
金 子
 
 
4月4日(土)
 
 
柏井雑木林
 
 
イヌシデ
(季節指標)
 
 
開花。ほかにヤマザクラ、アオキ雄株も開花。アカシデ、ニワトコも一部咲き始めた。
 
 
須 藤
 
 
4月4日(土)
 
 
柏井雑木林
 
 
オオシマザクラ
(季節指標)
 
 
満開。多くの花がヒヨドリによって根元で食いちぎられて落ちていた。ヒヨドリは蜜を吸っているらしい。
 
 
須 藤
 
 
4月4日(土)
 
 
柏井雑木林
 
 
ニオイタチツボスミレ
(要配慮種)
 
 
下草のないやや土の見える雑木林内で数株が咲いていた。昨年多数の株を見つけた林では、あまり見られず、やや数が減っているように思える。タチツボスミレは群生して満開。
 
 
須 藤
 
 
4月4日(土)
 
 
柏井雑木林
 
 
マルバスミレ
(要配慮種)
 
 
雑木林内の踏み跡で数株が蕾をつけていた。昨年多数の株を見つけた林縁部の土盛りでは、株を見つけられなかった。
 
 
須 藤
 
 
4月4日(土)
 
 
柏井雑木林
 
 
ヒキガエル
(季節指標)
 
 
林縁部の池に産みつけられた卵塊の孵化はまだだった。一部は、水位が減少したため、乾燥して煎餅状に固まってしまっていた。
 
 
須 藤
 
 
4月4日(土)
 
 
動植物園
 
 
ノウサギ
(要配慮種)
 
 
開園して入園者が行き交う園内に成獣が姿をあらわした。しばらく植え込みの植物の影で採餌していたが、こどもに追われ園内を横切って隣接地の梨畑の方へ姿を消した。動物園の周辺の梨畑では、機械による薬剤散布が始まったので追われて姿をあらわしたものと考えられる。平成8年4月には周辺の梨畑で4頭の幼獣が保護されている。
 
 
須 藤
 
 
4月4日(土)
 
 
大柏川沿い
 
 
イタチ
(季節指標)
 
 
春はひもじい冬を終えて餌探しに余念がないことと、繁殖期を迎えることなどからイタチの活動が活発である。大柏川沿いの車道を横切ったイタチの褐色の毛並みが車のヘッドライトに照らしだされたのを目撃した。
 
 
金 子
 
 
4月5日(日)
 
 
大町
 
 
ナシ
(季節指標)
 
 
動植物園周辺の梨畑で、花が開きはじめた。
 
 
須 藤
 


〇気づいたこと、来週の見どころ予想
  
・スナヤツメの産卵(自然観察園)
・ヒガシカワトンボの羽化(自然観察園)
・湿地のツマキチョウ(自然観察園)
・スミレ類、フデリンドウなどの開花。
・市内各所での新緑。クヌギ、コナラ、その他。
・コチドリ、コアジサシの飛来。
 




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