自然観察週報

 1998年4月13日〜4月19日 




〇気象のようす
 

日本海を寒冷前線を伴った低気圧がゆっくりと進み、南風の強い曇や雨の日が続くぐずついた一週間であった。気温は全般的に平年より高めだったが、前線通過の前後で10℃前後の気温差が生じた。


月 日 場 所 生物名 で き ご と 観察者
 
4月13日(月)
 
 
田尻5丁目
 
 
セグロアシナガバチ
(季節指標)
 
 
巣作りが始まりました。
 
 
小 川
 
 
4月13日(月)
 
 
自然博物館
周辺
 
 
アオダイショウ
(季節指標)
 
 
ツリガネカズラの繁ったつるの上で、日光浴をしていました。
 
 
金 子
 
 
4月16日(木)
 
 
自然観察園
 
 
コナラ
クヌギ
(季節指標)
 
 
コナラは他の地域よりやや遅く開花。新芽の表面の産毛が銀色に輝いて新緑がきれいだ。
クヌギは、ほぼ満開となっている。
 
 
須 藤
 
 
4月16日(木)
 
 
自然観察園
 
 
ムクノキ
(季節指標)
 
 
斜面林の縁に多く見られるムクノキがいっせいに新緑と花の時期となった。
林縁ではこの他に、アカメガシワの赤い新芽も開きはじめた。つる植物のサルトリイバラも花を咲かせている。
 
 
須 藤
 
 
4月16日(木)
 
 
自然観察園
 
 
カサスゲ
(季節指標)
 
 
自然観察園の湿地に広がっている代表的な植物のひとつ。花をつけはじめた。
湿地ではこの他に、リュウキンカ、オランダガラシ(クレソン)も開花。
 
 
須 藤
 
 
4月18日(土)
 
 
柏井雑木林
 
 
オオミズアオ
(季節指標)
 
 
雑木林の林床に生えるクサボケの枝先に羽化直後の個体を見つけた。翅をようやく展開したところでしばらくして一度羽ばたいたが、まだ飛び立てないようだった。(柏井講座にて)
 
 
須 藤
 
 
4月18日(土)
 
 
柏井雑木林
 
 
オトシブミ類
(季節指標)
 
 
エゴノキやイヌシデの新葉の展開とともにオトシブミ類のゆりかごづくりが盛ん。
ヒメクロオトシブミはイヌシデの若葉を器用に巻いてゆりかごを作る様子を見ることができた。
エゴノキの若葉には、エゴツルクビオトシブミのゆりかごがいくつも作られていた。(柏井講座にて)
 
 
須 藤
 
 
4月18日(土)
 
 
柏井雑木林
 
 
コナラ
クヌギ
(季節指標)
 
 
コナラ、クヌギとも満開。大町自然観察園よりも全体的に咲き始めが早かったようだ。(柏井講座にて)
 
 
須 藤
 
 
4月18日(土)
 
 
柏井雑木林
 
 
ウワミズザクラ
(季節指標)
 
 
雑木林の林縁に点在するものやキャンプ場炊事場前の大木などで一部咲き始めた。
近縁のイヌザクラはまだ咲いていない。(柏井講座にて)
 
 
須 藤
 
 
4月18日(土)
 
 
柏井雑木林
 
 
ヒキガエル
(季節指標)
 
 
雑木林に隣接する池の浅瀬でおたまじゃくしが孵化し、群れ固まっていた。
また、池のほとりで、アマガエルが鳴き交わしていた。成体の姿も見た。産卵は間近か。(柏井講座にて)
 
 
須 藤
 
 
4月19日(日)
 
 
自然観察園
 
 
ドジョウ
(季節指標)
 
 
繁殖期を迎えたドジョウが、浅い水たまりで活発に動いていました。もうすぐ産卵です。
 
 
金 子
 
 
4月19日(日)
 
 
自然観察園
 
 
コマドリ
(季節指標)
 
 
渡りの途中に自然観察園に立ちよったもの観察しました。東南アジアで冬を越し、これから日本の山地などで繁殖です。
 
 
阿 部
 


〇来週の見どころ予想
  
・オオルリ、サンコウチョウ、センダイムシクイなどの通過。
・野鳥の営巣、繁殖。
・キンラン、エビネなどの開花。
 




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