自然観察週報

 1998年5月25日〜5月31日 




〇気象のようす
 

「梅雨の走り」を思わせる気象変化の激しい週でした。
5月の気象のようすをふりかえると、全国的に平均気温が平年を1〜3度上回る所が多く、長野、大阪、福岡など105地点で最高値を更新しました。日照時間も東、西日本の太平洋側で平年の80%以下の所が多く、季節の進みが平年よりも早いという印象でした。


月 日 場 所 生物名 で き ご と 観察者
 
5月28日(木)
 
 
自然観察園
 
 
モツゴ
(季節指標)
 
 
雌雄と思われる2匹がもつれるようにして水面近くを泳いでいました。繁殖行動と思われます。
 
 
金 子
 
 
5月28日(木)
 
 
自然観察園
 
 
メジロ
(繁殖記録)
 
 
斜面林で巣立ちした幼鳥をつれた一群を観察しました。親鳥が移動すると、しばらくして幼鳥がこわごわと後を追う姿が微笑ましいものでした。
 
 
須 藤
 
 
5月28日(木)
 
 
自然観察園
 
 
クリ
(季節指標)
 
 
雑木林の林縁などで、花が咲きはじめました。長く伸びた雄花穂と独特の花の香りが初夏を感じさせます。さまざまな昆虫が蜜を目当てに集まります。
 
 
須 藤
 
 
5月28日(木)
 
 
自然観察園
 
 
ホタルブクロ
(季節指標)
 
 
ところどころ林縁で、花が咲きはじめました。
 
 
須 藤
 
 
5月28日(木)
 
 
自然観察園
 
 
大型のカヤツリグサ類
(季節指標)
 
 
湿地では、カンガレイ、フトイ、ウキヤガラなどの大型のカヤツリグサ類が花の盛りを迎えていました。
 
 
須 藤
 
 
5月28日(木)
 
 
国府台3丁目
総寧寺
 
 
アオスジアゲハ
(季節指標)
 
 
新葉を伸ばした境内のクスノキの大木に、産卵のためか数匹のアオスジアゲハがやってきていました。卵から孵化した幼虫は、クスノキの葉を食べて成長します。
 
 
須 藤
 
 
5月30日(土)
 
 
自然観察園
 
 
クロスジギンヤンマ
(要配慮種)
 
 
何匹かの雄が、浅い水辺をぐるぐる回ったり、行ったり来たりしていました。縄張りを確保しているようです。本種は、市内で見られるトンボの中でも、とりわけ美しい一種です。自然観察園では間近に見ることができ、その美しさを堪能できます。
 
 
金 子
 


〇来週の見どころ予想
  
・クヌギやコナラの樹液に集まる昆虫の活動が活発になってくる頃。梅雨の晴れ間で気温が上がると、カブトムシやオオスズメバチなどが給蜜にくる様子を観察できるかもしれない。
 




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