◆  市川自然博物館だより  ◆

10・11月号

特集 どんぐりコロコロ

市立市川自然博物館  1990年10月1日発行

特集記事 市川のこん虫 むかしの市川 行徳野鳥観察舎だより



特集記事



特集 どんぐりコロコロ

1.どんぐりの正体

コナラの一生(sz081.gif、約14KB)


2.動物とどんぐり


3.どんぐりの種類

ドングリの種類(sz082.gif、約16KB)


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市川のこん虫




コオロギ

カット(sz083.gif、約3KB)   9月になると、市内ではセミの鳴く声にかわって秋の鳴く虫の声がよく聞かれるようになります。とくに、コオロギの仲間の声は市内でも普通に聞かれます。
  なかでも「コロコロリー」と鳴くエンマコオロギは体が一番大きく、庭の片隅や市街地の公園の草むらなど、市内のどこにでもいる、一番普通なコオロギです。このエンマコオロギという名前は、顔を正面から見ると、ちょうど地獄にいる閻魔大王(えんまだいおう)によく似ていることからつけられました。
  このほか、市内でよく見られるコオロギとしては、顔が「おかめひょっとこ」のおかめに似ているオカメコオロギ、顔に3つの出っ張った部分のあるミツカドコオロギ、鳴き声が「リッリッリッ」と聞こえるツヅレサセコオロギがいます。

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むかしの市川




ニオイタデのこと

カット(sz084.gif、約3KB)   昭和23年 (1948年) の夏のことでした。胴乱(植物採集ケース)を肩に国府台のじゅんさい池のほとりを歩いてたところ、酢酸アミルのようなにおいがただよっているのに気づきました。
  どうも植物から出ているようで、あたりを調べてみると、ある大型のタデから発生していました。茎や葉に毛が密生し、その毛からかなり強い香気をもつ粘液が出ているのです。
  今までに見たこともないタデに驚いて調べてみると、ニオイタデとわかりました。しかも千葉県ではここだけにしかなく、日本全土でもきわめて珍しいこともわかりました。
  奥山春季著『原色日本植物図譜』にのっているニオイタデの写真はじゅんさい池で採集されたものです。
  その後、じゅんさい池の改修のため、幼苗を大町自然公園に移植しました。大町公園では、今年も紅色の美しい花を咲かせています。
(博物館指導員  大野景徳 記)

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行徳野鳥観察舎だより



カット(sz085.gif、約2KB)

アオマツムシ

  リーッ、リーッリーリーリーリーリーリー アオマツムシが鳴いている。今年は特に多いようで、とうとう観察舎の庭にまで入ってきた。
  夜になると公園や街路樹など、いたるところで聞かれる。木の上で夜さかんに鳴く虫がいたら、これと思ってよい。埋立地先端近くの塩浜の工場でも声を聞いた。桜、楓、桃の木などが好きなようだが、市川全体に広がっているのだろうか。
  明治時代に東南アジアから入った帰化昆虫で、スズムシより高い調子で単調に鳴き続けるため、他の虫の声音が聞き取りにくくなってしまうほど。あまりにぎやかなので試しに数えてみたら、何と148声も鳴き続けてからやっとひと休み。数える方がくたびれた。

(文と絵:行徳野鳥観察舎 蓮尾純子 )

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