市内の谷津
の現状 (1)
市内の多くの谷津では、住宅が立ち並んでいます

市川市内には、23の谷津があります。しかし、そのうちの15の谷津では宅地開発が進み、谷底の大半が住宅で覆われています。残りの谷津も、住宅こそ少ない ものの、本来の湿地はほぼ全域で埋め立てられ、畑や公園などになっています。産業としての稲作が終わった市川市内においては、湿地はもはや経済的には「何も生み出さない場所」です。経済構造の変化が、谷津のあり方をも大きく変えてしまい ました。

開発された谷津(市川大野駅周辺)
開発された谷津(市川大野駅周辺)の航空写真
市川大野駅

画面下側が大きな幹谷(大柏谷)で、そこから上方(北)へ2本の枝谷が延びている。
左の枝谷の上流部には調節池や草地が残っているが、それ以外では左右の谷とも住宅や駐車場が広がっている。それにくらべ、台地上には農地が広く残っている。
黄色い線は、谷の形をおおまかに示したもの。




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