長田谷津の
植物

斜面林は、見た目以上に植物の種類が豊富です

湿地では、移入種や帰化種の割合が高くなっています


長田谷津には、およそ400種類の植物が生育します。多いのは林に生育する種類で、150種類ほどあります。長田谷津の斜面林は、見た目には植林され単調な感じですが、見かけ以上に多様な植物が生育しています。湿地に生育する種類は100種類程度です。ヨシ原が拡大する中で消えた種類があり、一方で、クレソンのような移入種、アメリカセンダングサのような帰化種もあり、人為的な影響をさまざまに受けていることがわかります。

生育環境別の種類数の割合 (334種について分析)


生育環境別の種類数の割合のグラフ、 樹林性44パーセント(149種)、湿地性28パーセント(92種)、里地性28パーセント(93種) 
長田谷津に生育する植物を、「樹林に生育する種類」「湿地に生育する種類」「里地(道端や空き地)に生育する種類」の3つの属性に分けて、種類数の割合を比較した。実際の生育場所では、「樹林」の属性とした種類が「里地」に生えていたりもするが、おおむね長田谷津での生育場所を反映した割合と考えて差し支えない。


生育環境ごとにみた由来の割合
□在来 帰化 移入

湿地性の植物、在来種7パーセント(6種)、帰化種20パーセント(18種)、移入種73パーセント(68種)  
アカバナの写真
アカバナ
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湿地の植物。
長田谷津の園路ぞいの湿地に多く見られる。
里地性の植物、在来種22パーセント(20種)、帰化種1パーセント(1種)、移入種77パーセント(72種)  
ハハコグサの写真
ハハコグサ
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里地の植物。
長田谷津では湿地のあぜに群生する。
樹林性の植物、在来種1パーセント(1種)、帰化種5パーセント(7種)、移入種94パーセント(141種)  
クサボケの写真
クサボケ
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樹林の植物。
長田谷津では一部の開けた明るい場所に生育。
 湿地性の植物  里地性の植物  樹林性の植物
「樹林性」のうちの移入は植林された樹木やタケ類、帰化はシュロである。

「在来」はもともとの自生種、「移入」は意図的に持ち込まれた種(観賞目的や貴重種の保護の目的)、「帰化」は勝手に入り込んだ帰化植物である。




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