長田谷津の
昆虫:ハチ
スズメバチ類が、数家族以上も暮らします

彼女らの生活を支えられる自然があるのです

長田谷津では、スズメバチが目につきます。おもに見られるのは3種類、オオスズメバチ、キイロスズメバチ、コガタスズメバチです。このうちのキイロスズメバチとコガタスズメバチは住宅地などでも見られますが、オオスズメバチは自然の豊かな場所でしか暮らせません。成虫の餌となる樹液、幼虫の餌となるたくさんの昆虫、さらには、地面に穴を掘って巣を作る習性のため、林のような環境が必要だからです。怖い存在ですが、豊かな自然の証でもあります。

スズメバチ類の暮らしぶり


オオスズメバチの営巣場所の写真 オオスズメバチの営巣場所
谷津の斜面林で、木の根元に穴を掘って営巣する。
オオスズメバチの巣の写真 オオスズメバチの巣
木の根元を掘り、できた空洞に巣を作る。入口付近には、掘り出した土がばら撒かれている。
獲物を肉だんごにするオオスズメバチの写真 獲物を肉だんごにする
オオスズメバチ
キイロスズメバチの巣を襲ったオオスズメバチが、捕らえたキイロスズメバチの体を肉だんごに加工している。肉だんごは、巣に戻って幼虫に与える。
オオスズメバチの交尾の写真 オオスズメバチの交尾
ほかの巣で生まれた雄バチが、巣の入口で中から出てくる新女王バチを待ち構え交尾に至る。 殺到する雄バチを見て、初めて巣の存在に気づくことも多い。
キイロスズメバチの巣を襲うオオスズメバチの写真 キイロスズメバチの巣を襲う
オオスズメバチ
巣の入口をキイロスズメバチが守っているが、しょせん、かなう相手ではない。ほとんどの場合、巣は全滅させられる。
ヒイラギナンテンの花で蜜を吸う キイロスズメバチの写真 ヒイラギナンテンの花で蜜を吸う キイロスズメバチ
花の蜜や樹液は、成虫の餌となる。チョウとは口の形がちがうため、奥の深い花よりも皿形の花のほうが蜜を集めやすい。
 アブラゼミの死骸を解体するキイロスズメバチの写真 アブラゼミの死骸を解体する
キイロスズメバチ
頭をはずし、飛翔に使うセミの豊かな胸の筋肉を取り出している。左下に、はずれたセミの頭が見える。
キイロスズメバチの巣の写真 キイロスズメバチの巣
長田谷津では、毎年、数家族が営巣するが、ひとかかえもある大きな巣は、年に1〜2個程度しか見つからない。




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