ミドリシジミ

昆虫は爆発的に増加する力を秘めていて、

ミドリシジミもハンノキが増えたことで多くなりました


ミドリシジミは、湿地に生育するハンノキを幼虫の食樹とするチョウです。長田谷津のハンノキは最初は数本が植えられたもので、それが時とともに増加するなかで、いつしかミドリシジミも住み着き、数を増やしました。現在では、6月を中心に日没間際になると、無数のミドリシジミがハンノキのある一帯を飛びまわります。また、成虫は湿地や斜面林の花で蜜を吸っており、ハンノキ以外のものも必要であることがわかります。

ミドリシジミの目撃地点と観察個体数の推移


ミドリシジミ目撃地点
ミドリシジミ目撃地点の図
成虫を目撃した地点(1999年6月25日)。成虫は必ずしもハンノキの生える範囲だけで見られるわけではなく、斜面林の樹上でもよく目撃された。

ミドリシジミ観察個体数の推移
1999年、ミドリシジミ観察個体数の推移、6月8日1頭、6月11日73頭、6月13日156頭、6月15日192頭、6月20日11頭(2日間の連続降雨の直後)、6月25日188頭、6月28日99頭、7月4日63頭、7月8日6頭、7月15日2頭。
1999年の観察個体数の推移。6月になると見られるようになり、6月中〜下旬にピークを迎え、7月になると見られる数はわずかになった。また、降雨があると飛翔する成虫の数は少なかった。

ミドリシジミの写真
ミドリシジミ
成虫の雄をハンノキの葉にとまらせて、室内で撮影したもの。翅には金属光沢がある。




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