植 物
デリケートな湿地の植物と、

すぐに盗まれるラン科の植物が特定種に挙げられています

湿地の植物は、植生が移り変わることで自然に失われることがあり、特定種に多く挙げられています。また、ラン科の植物は盗掘被害を受けやすく、やはり特定種に数多く名を連ねています。湿地と斜面林で構成された長田谷津には、こういった湿地の植物やラン科の植物が多くあります。しかし長田谷津においても、湿地の植生の移り変わりによって失われた植物があり、また、いまなおラン科植物の盗掘被害も後を絶ちません。

長田谷津の特定種の植物


イチョウウキゴケの写真 イチョウウキゴケ

湿った田んぼの泥に生えるコケ植物。
長田谷津では、わずかしか見られない。
 ミズニラの写真 ミズニラ

湿った田んぼに生える水生のシダ植物。
長田谷津では、他から保護した株がわずかに生育。
オオアカウキクサの写真 オオアカウキクサ

田んぼに生える水生のシダ植物。
長田谷津では、一部のたまりに群生する。
エビネの写真
エビネ

林内に群生するラン科植物。
盗掘により一時壊滅的になったが、最近は持ち直している。
マヤランの写真
マヤラン

ラン科の腐生植物。
時々、林内で見られるが、群落として継続することはない。
キンランの写真
キンラン

林に生えるラン科植物。
長田谷津では少なくはないが、目につく株はかなり掘り取られてしまう。




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